シグマ会津工場潜入レポート(その2)
(その1の続き)金属加工工場の他の場所ではレンズ以外の部品も、もちろん製造されている。シグマのレンズには多くの金属部品が使われており、これらを製造するための区画が工場内にはある。そこでは多くの工作機械が立ち並び、様々な部品を製造している。上の写真は巨大な多軸工作機だ。最新の機械は9軸もの作業を行えるらしいが、この機械がそうなのかどうかはわからない。9軸工作機は部品をどの角度からでも工作することができ...
View Articleシグマ会津工場潜入レポート(その3)
(その2の続き)上の写真は一枚一枚のレンズを組み合わせてレンズ群を作っているところである。レンズの表面に接着剤をわずかに垂らしてレンズを接着する。その後、レンズに紫外線を照射し、接着剤を固定してレンズを組み合わせていく。レンズ群を作ったあとで最終組み立てに入るが、その前にレンズの縁を黒く塗る工程がある。これによって、レンズ内の光の反射を減らすことができる。この工程はブラシを使って手作業で行われている...
View ArticlePhoto Life マガジンによる山木社長インタビュー
元記事: In conversation with Kazuto Yamaki, CEO of SIGMA corporation山木和人氏は2012年にシグマの最高経営責任者に就任した。シグマは1961年に設立され、以来50年にわたって彼の父である山木道広氏によって経営されてきた。山木和人氏がカナダを訪れるということで、Photo...
View Article写真がもっと上手くなりたいリターンズ(第一回)フォトコンで勝つにはどうすればいいのか?
「写真が上手くなりたいんだがどうしたもんか」という文章を書いてからそろそろ1年になるということで、なんかそれに絡めてフォトコンの話でも書こうかなと思いまして、ちょっと何かしら書いてみます。なんか毎年この時期になると写真について集中的に考えてみたくなるのですよ。何でですかね?さて、そもそも論として、何で企業や自治体や各団体はフォトコンをやっているのか。道楽でやってるわけじゃないと思います。フォトコンや...
View ArticleCP+ 技術アカデミー 垂直分離型Foveonイメージセンサーについて
CP+の技術アカデミーに行ってきたので、そのまとめです。まずはデジタルカメラのイメージセンサの種類について画像は配布資料からの抜粋ですイメージセンサーにはベイヤーとフォビオンの二種類があります。この二種類はそもそも、光の捉え方から考えが違います。ベイヤーは光を粒子として捉えてます。センサーの前面にカラーフィルターを置いて、光の三原色である赤、緑、青を分離し、それぞれの光子をセンサーに取り込んで、デジ...
View Article【CP+2014】シグマインタビュー「私たちが生き残れたのは、他のメーカとは違う製品を作り続けてこれたから」
元記事:CP+ Sigma interview: 'We have survived because we make unique products'今週日本で行われたCP+に我々dpreviewも参加した。訪れたブースの中で最も混み合っていたものの一つが、シグマブースだ。シグマは交換レンズメーカーとして有名だが、CP+では最新のカメラであるdp2...
View Article写真がもっと上手くなりたいリターンズ(第三回)【書評】ホンマタカシ「たのしい写真3ワークショップ篇」
写真は芸術ではないという話をチラホラ耳にするんですが何が芸術かとかって、僕みたいな一般人には実のところどうでもいい話で、面白いものは面白いしつまらないものはつまらない。自分の感性を基本的には基準にしているので、別に世間の評価とかそんなのはどうでも良かったりします。が、世の中というのはなかなかそうはいかないもので、世間から「アーティスト」とか「芸術家」とかみなされると、それはそれで色々メリットがあった...
View Article山木社長Q&A Part1:なぜペンタックス用のレンズは少ないのか他(その1)
元記事:Sigma Q&A Part I: CEO Kazuto Yamaki explains why so few Pentax-mount lenses, and much...
View Article山木社長Q&A Part1:なぜペンタックス用のレンズは少ないのか他(その2)
(その1の続き)IR:読者から、どうしてシグマはペンタックス用のレンズをあまり出していないのかという質問がありました。特にペンタックス用の望遠レンズを出してほしいと要望がありました。もしマウントを交換するだけで済むのなら、もっとペンタックス用のレンズを作ることは可能ではないのでしょうか?それとも、単にコストの問題なのでしょうか?ペンタックスマウントは比較的少数ですし。山木:ペンタックスマウントは今で...
View Article山木社長Q&A Part2:フォビオン・クワトロセンサーは本当に3600万画素以上の解像度なのか?(その1)
元記事:Sigma Q&A Part II: Does Foveon’s Quattro sensor really out-resolve conventional 36-megapixel...
View Article山木社長Q&A Part2:フォビオン・クワトロセンサーは本当に3600万画素以上の解像度なのか?(その2)
(その1の続き)IR:でも、クワトロセンサーは違いますよね。下層の緑と赤は解像度が低いです。受光面積が広くなるのでノイズが減るというのはわかるんですが、どうやって少ない画素数から輝度と色の情報を得ているのか、もう少し説明してもらえますか?FOVEON:これまでは上から順に赤・緑・青の画素があると説明してきました。しかし、これは事実ではありません。どの画素も、得られる情報は純粋な色ではないのです。しか...
View Articleフォビオン現像テクニック(第十九回)フリンジ除去設定でアートレンズの雰囲気を味わう!
SIGMA SD1 Merrill + 30mm F1.4 EX DC HSM やあやあ皆さんこんにちは 最近のシグマはクワトロが発表になったりアートレンズの性能がすごかったり、いろいろワクワクすることが多いですね!特に最新の50mm F1.4...
View Articleフォトキナ2014 山木社長インタビュー
元記事:Sigma : rencontre avec Kazuto Yamakiフォトキナ2014の会場で、私たちDigital FocusはシグマCEOの山木和人氏にインタビューを行うことができた。新製品のカメラやレンズについてと、シグマの将来について話を聞いた。Digital Focus(DG):dp2...
View Articleシグマ ― 最高の画像を手に入れるために(その2)
(その1の続き)シグマの新しい未来先日私はシグマのCEO山木和人にインタビューする機会に恵まれた。私は父親の後を継ぐということが彼にとってどのような意味を持つのか、そしてシグマというブランドを成長させていくために、どのような計画を持っているのか、話を聞いた。「子供の頃はシグマ本社の最上階にいつもいた事を覚えています」と和人は言う。「会社はいつも私の人生の一部でした。小さな頃から私が会社を継ぐことにな...
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