シグマは高級レンズでカメラマーケットをリードする(その2)
(その1の続き)Q:CADやCAEといったコンピュータの発達で、レンズ設計はどのように変わりましたか?もちろん、レンズ設計の時に、最適な配置を見つけるため多くのシミュレータを走らせていると思います。山木:コンピュータによってレンズ設計のあり方は全く変わりました。私が入社した頃でも、設計者はパソコンにデータを入力し計算をさせていたのですが、光線の追跡を行うだけでも20分から30分はかかっていました。現...
View Articleフォトキナ2014 山木社長による150-600mm F5-6.3 DG OS HSMプレゼン
今回新しく150-600mmを発表するにあたり、そのコンセプトと、どのような経緯で開発に至ったのか、説明させていただきたいと思います。まず私たちが考えたのは150-500mmのリニューアルでした。そのために三つの目標を掲げました。一つ目は高い光学性能です。特に倍率色収差をなくすことを目指しました。二つ目はレンズ本体の製造レベルを上げることです。また、防塵防滴は必須だと考えました。。三つ目は軽量でコン...
View ArticleシグマCEO山木和人がレンズ設計の哲学を語る(Photokina 2014)
元記事:Interview: Sigma CEO Kazuto Yamaki Talks Company's Design Philosophy私たちは先日シグマCEOの山木和人氏にインタビューする機会を得ることができた。そこで最近のシグマのヒット商品や独創的なdp...
View Article山木社長Q&A Part2:フォビオン・クワトロセンサーは本当に3600万画素以上の解像度なのか?(その1)
元記事:Sigma Q&A Part II: Does Foveon’s Quattro sensor really out-resolve conventional 36-megapixel...
View Article山木社長Q&A Part2:フォビオン・クワトロセンサーは本当に3600万画素以上の解像度なのか?(その2)
(その1の続き)IR:でも、クワトロセンサーは違いますよね。下層の緑と赤は解像度が低いです。受光面積が広くなるのでノイズが減るというのはわかるんですが、どうやって少ない画素数から輝度と色の情報を得ているのか、もう少し説明してもらえますか?FOVEON:これまでは上から順に赤・緑・青の画素があると説明してきました。しかし、これは事実ではありません。どの画素も、得られる情報は純粋な色ではないのです。しか...
View Articleフォビオン現像テクニック(第十九回)フリンジ除去設定でアートレンズの雰囲気を味わう!
SIGMA SD1 Merrill + 30mm F1.4 EX DC HSM やあやあ皆さんこんにちは 最近のシグマはクワトロが発表になったりアートレンズの性能がすごかったり、いろいろワクワクすることが多いですね!特に最新の50mm F1.4...
View Articleフォトキナ2014 山木社長インタビュー
元記事:Sigma : rencontre avec Kazuto Yamakiフォトキナ2014の会場で、私たちDigital FocusはシグマCEOの山木和人氏にインタビューを行うことができた。新製品のカメラやレンズについてと、シグマの将来について話を聞いた。Digital Focus(DG):dp2...
View Articleシグマ ― 最高の画像を手に入れるために(その2)
(その1の続き)シグマの新しい未来先日私はシグマのCEO山木和人にインタビューする機会に恵まれた。私は父親の後を継ぐということが彼にとってどのような意味を持つのか、そしてシグマというブランドを成長させていくために、どのような計画を持っているのか、話を聞いた。「子供の頃はシグマ本社の最上階にいつもいた事を覚えています」と和人は言う。「会社はいつも私の人生の一部でした。小さな頃から私が会社を継ぐことにな...
View Articleシグマは高級レンズでカメラマーケットをリードする(その2)
(その1の続き)Q:CADやCAEといったコンピュータの発達で、レンズ設計はどのように変わりましたか?もちろん、レンズ設計の時に、最適な配置を見つけるため多くのシミュレータを走らせていると思います。山木:コンピュータによってレンズ設計のあり方は全く変わりました。私が入社した頃でも、設計者はパソコンにデータを入力し計算をさせていたのですが、光線の追跡を行うだけでも20分から30分はかかっていました。現...
View Articleフォトキナ2014 山木社長による150-600mm F5-6.3 DG OS HSMプレゼン
今回新しく150-600mmを発表するにあたり、そのコンセプトと、どのような経緯で開発に至ったのか、説明させていただきたいと思います。まず私たちが考えたのは150-500mmのリニューアルでした。そのために三つの目標を掲げました。一つ目は高い光学性能です。特に倍率色収差をなくすことを目指しました。二つ目はレンズ本体の製造レベルを上げることです。また、防塵防滴は必須だと考えました。。三つ目は軽量でコン...
View ArticleシグマCEO山木和人がレンズ設計の哲学を語る(Photokina 2014)
元記事:Interview: Sigma CEO Kazuto Yamaki Talks Company's Design Philosophy私たちは先日シグマCEOの山木和人氏にインタビューする機会を得ることができた。そこで最近のシグマのヒット商品や独創的なdp...
View ArticleシグマCEO山木和人インタビュー(DSLRマガジン2014)(その3)
(その2の続き) ― フォビオンセンサーについて質問があります。フォビオンのマーケットシェアはとても小さいと思いますが、今後も開発は続けられるのでしょうか?他のメーカーが多層センサーを開発しているという噂もありますし、事業を継続できる見込みはあるのですか?山木:将来的にですか? ―...
View ArticleシグマCEO山木社長インタビュー(Fotografia 2014)(その1)
-今回はインタビューに参加いただき、大変ありがとうございます。山木:ありがとうございます。-かつて会津工場を見学に行った時に、道広氏がシグマの製品は全て会津工場で作っているとお話されました。山木:そうです。-それは現在も変わっていないのですか?山木:同じです。90年代の半ばに円高が進行し、製造コストが高くなってしまいました。その結果、多くの会社が工場を中国やマレーシア、タイなどの海外に移しました。私...
View ArticleシグマCEO山木社長インタビュー(Fotografia 2014)(その2)
(その1の続き)-先日シグマは150-600mmというズームレンズを2つのラインで発売すると発表しました。これはなぜですか?山木:そもそも今回のプロジェクトは既存の150-500mmを更新するものとして開始しました。そして、開発のゴールは望遠端を600mmまで伸ばすことでした。同じスペックのままだと似たようなレンズにしかならないからです。望遠端を600mmに伸ばしつつ、二つのゴールを達成しようと考え...
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